2015年10月15日

映像授業ってどうなの?

個太郎塾では個別指導に加えて様々な映像授業を提供しています。他の塾や予備校でも同じように映像授業がありますが、ここでその映像授業について考えてみたいと思います。

 

映像授業って何?

まず映像授業についてですが、評判の良い、力のあるプロ講師の授業を、教室のパソコンで受講するもので、先生の説明が中心になる授業スタイルなので集団授業にも似ています。メリットとしては次のようなものがあります。

 

  • 力のある講師が十分な準備をして録画した授業なので、とてもわかりやすい。
  • 集団授業と違い、周囲に邪魔されたり、あるいは周囲に気が散ったりしない。
  • 集団授業と違い、自分の予定に合わせて授業を受けられる。
  • 難しい単元や苦手な所は何回も繰り返すことができるので聞き逃すことが無い。
  • 逆にわかっている所はスピードを上げられるので効率が良い。
  • (市進のように)目的別に様々な科目、学年、レベルのものが揃っていると、科目ごとに自分に適した習熟度別授業を受けられる。
  • (塾の教室で受講する場合は)わからない時に質問したり、受講する講座に関するアドバイスを受けたり、勉強の進捗をチェックしてもらえる。
  • 費用面でも比較的お手軽(のはず)です。

 

お勧めの使い方は?

次に映像授業のより良い使い方について述べたいと思います。(居眠りしないなど)最低限の自己管理が必要なのは言うまでもありませんが、例えば以下のようなケースに該当する場合に向いていると思います。

 

  • 少なくなりがちな演習量を自分で増やせる(問題集に取り組める)学力がある人。・・・演習をこなせるかどうかがカギになります。
  • 分かりやすさを活かして、学校の授業の復習や予習をしたい場合。・・・映像を聞いただけで分かった気にならずに、学校の授業や問題集もやりましょう。
  • 目指す試験が、典型パターン問題中心の場合や、理解して暗記すれば済むような場合。・・・応用問題は、それなりの練習が必要です。
  • 部活や試合、習い事などで忙しく、自分の予定に合わせて気軽に授業を受けたい場合。・・・自己管理はしっかりやる必要があります。

学校の教科書に合わせたものやレベル別のものが揃っていて、定期試験対策(学習範囲が限られている)をしたい場合、自己管理ができて、演習をこなせる場合には良いと思います。

 

お勧めでないのは?

逆にあまり向いていないと思われるのは、以下のような場合です。

 

  • 学力が不十分で、自分で演習をこなすのが難しい場合。・・・「解説の解説」が必要だったり、基礎が不十分で形が変わるとわからなくなる場合。
  • 勉強しているけど、成績が伸び悩んでいて、対策できない場合。・・・いろいろな原因が絡んでいる。これで分かるといった単純なものではない。
  • 証明問題や記述問題など、添削的な要素が含まれる問題の場合。・・・添削付の映像授業があれば、そちらをお勧めします。
  • 様々な単元や要素が絡んだ応用問題に取り組む場合。・・・組み合わせになっているため、それぞれに必要な解説を授業の山の中から探すのが困難。
  • 多量の長文や数多くの演習問題に、短期間で効率良く取り組みたい場合。・・・トレーニングと同じで、解説よりもポイントごとの助けが必要です。
  • 苦手になってしまった科目で弱点が複雑に絡んでいる場合。・・・初めから学び直す時間はないので、的確に弱点を補う必要があります。
  • 自分で勉強を進めるのが苦手な場合。・・・自己管理ができないと、映像が流れていくだけ。演習をこなすなど、映像だけで完結しないための管理が必要です。
  • 私立校などで、学校の教材・進度・課題などが特殊、それらに沿って勉強する必要がある場合。・・・カリキュラムや内容が特殊だと、それにあう映像は限られます。

 

これらのケースではやはり個別指導がお勧めです。

 

まとめ

「映像だからダメ」とか「映像がいい」とかと決める前に、映像授業のメリットと限界を理解し、目的や科目・単元に合わせて、上手に活用することがやはり大切です。

 

ここに書いたことが少しでもアドバイスになれば幸いです。

 

 

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